「被爆者が被爆者でなくされるとき」
〜在韓被爆者 郭貴勲さんの「被爆者援護法裁判」陳述書を読む〜

−在外被爆者にも「被爆者援護法」の適用を(第2集)−

発行:韓国の原爆被害者を救援する市民の会 

 (A5版、100ページ) 2000年11月13日発行 500円


目次

はじめに 2

第一部  「被爆者援護法裁判」と在外被爆者問題 7
 郭貴勲さんの陳述書を読む前に 8
 郭さんは裁判で何を求めているのか 8
 在韓被爆者問題とは 10
 在外被爆者の切実な願い 12

第二部 郭貴勲さんの「被爆者援護法裁判」陳述書 16
  第一日本の植民地統治下での日々
   一、「皇国臣民」にさせられて 16
   二、徴兵制の適用で広島に強制連行 22
   三、植民地統治下で日本人から受けた差別 26
  第二原爆地獄で九死に一生を得て 30
  第三解放された祖国へ
   一、祖国がわたしを待っている 35
   二、祖国で教職の道に 39
   三、体に残された原爆の傷跡 40
  第四 在韓被爆者補償運動を開始
   一、二二年ぶりの広島と韓国原爆被害者協会設立 42
   二、見捨てられた在韓被爆者 43
      献身的な妻を追いこんだもの〜姜大先の生と死の記録 45
      父子二代、体と心を奪われる〜柳春成父子の記録 49
      わたしを在韓被爆者補償運動に駆り立てたもの 52
  第五 在韓被爆者として求めてきたもの 54
      補償あるのみ 55
  第六 被爆者健康手帳への思い
   一、拒絶された被爆者健康手帳 59
      なぜ交付しない被爆者手帳 60
   二、被爆者健康手帳を手にして 62
  第七 手帳で得た被爆者の権利とは何か
   一、韓国に帰れば紙切れとされる被爆者健康手帳 64
   二、被爆者援護法による在韓被爆者補償の道を求めて 66
   三、いまだ在韓被爆者を差別する日本の被爆者行政 68
   四、日本政府はすべての在外被爆者の権利を認めよ 69

第三部 米国原爆被爆者協会 倉本寛司名誉会長の陳述書 73
   なぜ在米被爆者なのか 74
   アメリカでの被爆者運動 75
   被爆者協会の会長として 76
   支給され続けた健康管理手当 78
   厚生省に望むこと 80

第四部 在ブラジル原爆被爆者協会 森田隆会長の陳述書 81
   被爆まで 82
   ブラジルへ家族と渡る 83
   ブラジルでの生活 84
   在ブラジル原爆被害者協会の設立 85
   日本政府への申し入れ 85
   健康管理手当を返せとは 87
   ブラジルの被爆者の現状 88

第5部 ドキュメント 郭貴勲さんの「被爆者援護法裁判」 89
   提訴にいたる道 90
   第1〜3会口頭弁論 91
   第4〜6回口頭弁論 92
   第7〜9回口頭弁論 93
   第10〜11回口頭弁論 94
   第12〜14回口頭弁論(結審) 95

あとがき 96
在韓被爆者問題をもっと知りたい方のために 97
市民の会連絡先 98
あなたも会員になりませんか 99


お問い合わせは事務局
または yuu@hiroshima-cdas.or.jp


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