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2001.8.31 朝日新聞


被爆者援護法見直しで、日韓事務レベル協議開始合意


 韓国を訪問中の坂口力厚生労働相は31日午前、金元吉保健福祉相と会談し、在韓被爆者らを適用の対象外としている現行の被爆者援護法の見直しについて、両国の事務レベルで協議を始めることで合意した。

 また、金氏は(1)在外被爆者にも援護法を差別なく適用してほしい(2)韓国にいても被爆者健康手帳を受け取れるようにしてほしい(3)3年後に底をつくことが予想されている福祉基金の積み増しをしてほしい−−などの韓国原爆被害者協会の要望書を坂口氏に手渡した。坂口氏は、厚労相の諮問機関である「在外被爆者に関する検討会」に被爆者団体の代表らを早ければ10月にも呼び、意見を聞くことを提案、了承された。


 一方、金氏は、歴史教科書問題や小泉首相の靖国神社参拝について「日韓関係は正常な軌道に乗っていない。両国にとって望ましくない事態で、遺憾に思う」と述べた。(13:51)



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