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在韓被爆者訴訟 原告の朱さん死亡 中国新聞地域ニュース'05/10/26


在韓の原告、死亡/健康手当訴訟  アサヒ.コム マイタウン広島 2005年10月26日

在韓被爆者訴訟 原告の朱さん死亡 中国新聞地域ニュース'05/10/26

 被爆者援護法に基づく健康管理手当の申請を却下した広島市の処分取り消しを求め、広島地裁に提訴していた韓国平沢市の朱昌輪(チュチャンユン)さん(82)が今夏、亡くなっていたことが二十五日、支援者の話で分かった。一連の在外被爆者訴訟で行政敗訴が続いたのを受け、広島市は二十日に却下処分を取り消して申請の実質審査を始めていた。

 「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の市場淳子会長(49)=大阪府豊中市=が今月、韓国を訪問。韓国原爆被害者協会畿湖支部の役員と十八日に面会し、「脳梗塞(こうそく)で入退院を繰り返していた朱さんが、八月九日に亡くなったと聞いた」という。

 市場会長は「在韓被爆者の苦しみを知りながら訴訟を引き延ばす日本政府の被爆者に対する冷酷さが表れている。被爆者健康手帳の海外交付を認めるなどの制度改善を一刻も早く進めるべきだ」と話している。


在韓の原告、死亡/健康手当訴訟

アサヒ.コム マイタウン広島 2005年10月26日
 海外から被爆者援護法に基づく健康管理手当を広島市に申請して却下され、広島地裁で係争中に政府の方針転換を受けて市が却下処分を取り消した韓国在住の原告被爆者朱昌輪(チュチャンユン)さん(82)が、今夏に死亡していたことがわかった。市は20日に提出書類の審査を始めており、認定すれば申請の翌月から死亡月までの分を支給する。支援者らは「遅すぎる」と憤っている。
 朱さんは脳梗塞で入退院を繰り返し、今年3月に代理人を通じて手当支給を広島市に申請したが却下された。支援者によると、朱さんは体調が優れず、6月に市と国を相手取って提訴した後に亡くなったという。
 韓国の原爆被害者を救援する市民の会広島支部長の豊永恵三郎さん(69)は「やっと手当の審査が始まったのに無念でならない。こんな悲劇が起きる前に国は改善を急ぐべきだった」と話す。
(10/26)

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