新刊

「海峡を越えて」  −訪韓報告書2−
 
    『在韓被爆者』は今何を求めているのか

発行:日韓被爆者交流会とそれを支援する会
(B5版 210ページ)  1999年10月20日発行(初版)


編集後記より:

 在韓被爆者の死亡率の高さにおどろかされています。現在(一九九九年六月)二千百八十六人の登録を数える韓国原爆被害者協会でも九十八年度六十三人、九十九年度六月までに四十七人の死亡者を出していることを見ると日本人被爆者と比較して、その異常に高い死亡率に驚かされます。
 もう一刻も待てない、という在韓被爆者の悲痛な叫びは、まさに、現実そのものなのです。しかし彼らの望んでいるものは、たんに補債や謝罪のためのお金ではありません。亡くなった辛泳洙元会長の言われたとおり、彼らが心から望んでいるのは、日本政府の、そして日本人の真実の謝罪なのです。
 私たちは、その真実の謝罪にいたる道筋として、在韓被爆者の生身の声を聞いてきました。その一部をここに集めたのです。
 多くの日本人の方々がこの声を聞いて、今すぐなにかの行動を起されることを、こころから願っています。

お問い合わせは事務局
または yuu@hiroshima-cdas.or.jp


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