広島原爆裁判支援共同ニュース

2008年  24 第15

原爆裁判へのご支援と裁判傍聴をお願いします

裁判日程

28()13 30   原爆症控訴審第5回口頭弁論 (広島高裁)

 

 221()10 00  在ブラジル被爆者「手帳」申請却下処分

                取消請求訴訟第7回口頭弁論(広島地裁)

 

 36()11 00   原爆症追加提訴第4回口頭弁論 (広島地裁)

 

 313()11 00  在ブラジル被爆者「手帳」申請却下処分

                取消請求訴訟第8回口頭弁論(広島地裁)

 

 321()11 00  在韓被爆者「手帳」申請却下処分取消請求訴訟

                控訴審第7回口頭弁論 (広島高裁)

 

 416()11 00  原爆症控訴審第6回口頭弁論 (広島高裁)



   

原爆訴訟広島原告団総会決議

 

 厚生労働省は、平成20年度から新たな「審査の方針」による審査を始めることを前提にして、1月17日に「新しい審査のイメージ」を公表しました。

  「新しい審査のイメージ」は、与党プロジェクトの「とりまとめ」を大筋取り入れて、「これまでの原因確率による審査を全面的に改め、迅速かつ積極的に認定を行うこととする」としており、被爆者の願い、要求を実現する第1歩として評価できるものです。

 しかし、審査を省略して自動的に認定できる対象疾病を5つに限定し、その対象被爆者も3.5キロ前後の直接被爆者、100時間以内に入ったり、その後でも1週間程度滞在した入市被爆者とするなど線引きをしています。そして、審査対象者について、「個別審査の上、総合的に判断を加え、認定の判定を行う」としていますが、どのような判定基準になるのか明らかにされていません。

 また、原爆症認定集団訴訟の解決、医療分科会の改革について言及しておらず、私たちの要求とは隔たりのあるものです。 

  私たちの4年余におよぶ命をかけたたたかいは、これまで6たび勝訴し、従来の認定制度の在り方を厳しく糾弾する判決を勝ちとってきました。そしていま、国会を、政府を動かし、全面解決のための第1歩を踏み出しましたが決着が付いたわけではありません。

 私たちは、厚生労働省に協議の場を設けるよう要請しております。厚生労働省との協議を1日も早く実現し、原爆症認定集団訴訟の全面解決を実現するために、全国の被爆者、支援者とともにさらにたたかいを前進させる決意です。 

 そして、すべての原告が救済されるときまで原爆症集団訴訟をたたかい続けることを表明します。

         2008年2月2日

                       原爆訴訟広島原告団総会


「原爆症の認定を求める集団訴訟を支援する広島県民会議」
  〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9貴志ビル203 TEL(082)503-2750
「在ブラジル・在アメリカ被爆者裁判を支援する会」
  〒730-0036 広島市中区袋町4-25日商岩井袋町マンション402 TEL(082)246-8699
「三菱広島・元徴用工裁判を支援する会」
  〒730-0047 広島市中区平野町8-15 カレントコスモ 高教組書記局気付 TEL(082)244-2511
「救護(3号)被爆者訴訟原告団」
  〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9貴志ビル203 TEL(082)503-2750